大阪 阪南市 環境問題研究会

阪南市の環境について

野焼きの町阪南市

全国的に問題になっている野焼き、ここ大阪府阪南市泉南地域)でも年中あちこちの畑や田圃で刈草を燃やしている、明らかにビニールなどを燃やした臭いがするときもありますし、燃えるゴミは有料の指定袋に入れないと回収されませんから、生活ゴミを畑で燃やしたりしていても遠くからでは分かりません。

ここ阪南市では、住宅地が点在しているので畑や田圃と隣接していたりして風向き関係なしに少なからず住宅地に煙や臭いの影響があります、しかも年中休みなしです、多いときは風向きによって日に何度も臭いが家の中まで入ってきます。

市では、生活環境課という部署が野焼きの苦情等を受け付けていますが、苦情があれば適切に処理をしてほしいとお願いに行くだけですので、何度注意してもやめてもらえない方がいる事も把握しています。公害の枠内で野焼きを取り扱っているにも関わらず、農業における例外規定を持ち出し、燃やすことで有害な化学物質やPM2.5が発生することを農業者や市民に知らせる事もしていない状況です。

市議会では、移住者誘致の為に他市の動向を参考に、子育て世代への補助金を検討していますが、年中野焼きの大気汚染の町で暮らしたいと思う子育て世代がいるでしょうか、またそこで一生暮らしたいと思うでしょうか。

阪南市は、大阪の一番南の市ですが、大阪市内へも南海電鉄JR阪和線などで一時間ほどで、また関西国際空港へも近く、車があればスーパーなどの普段の買い物も不便がない、それでいて割と静かでそこそこの田舎暮らしが出来る所です。

40年ぐらい前にニュータウンとして開発された所が何箇所もあり、ニュータウンならではの住みやすさもあります、田舎の不便で閉鎖的な地域などへの移住はハードルが高いですが、その点は子育て世代の移住先として候補に上がるのではないでしょうか。

補助金ではなく、お金を出してでも住みたいと思える町づくりを本気で考えないと阪南市に明るい未来は訪れないと思います。